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【入居者レポート】西のFab拠点「MTRL KYOTO」に行ってみた

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FabCafe MTRL入居者の市原えつこです。7月頭はお仕事の関連で京都に一週間近く滞在していました。
関西圏での仕事と仕事の間が空いており、はさまれた中日は東京に戻ってもよかったのですが、せっかくなので京都を拠点に仕事をしてみるスタイルにしてみることに。
そこでまた困るのが現地での作業場どうするよ問題。京都のカフェ事情・シェアオフィス事情にまったく詳しくありません。
いや待てよ、京都といえば、渋谷にあるFabCafe MTRLの姉妹店である「MTRL KYOTO(マテリアル京都)」があるじゃないか!

伝統工芸×Fabカルチャー

image13 ということで、MTRL KYOTOさんにお邪魔してきました。清水五条駅からほど近い場所にあり、鴨川まで歩いて3分程度という好立地です。後から気付いたのですが、清水寺にも行きやすい場所でした(行けばよかった)。

image09一階はこんな感じ。渋い・・・!全体的に古いお屋敷を改装したようなつくりになっています。

image07シックな空間の中に、最先端のFab設備がごろごろ設置されているギャップに面食らいます。

image10二階はなんと、和室になっています。広い窓から吹き抜ける風が気持ちいい。
畳に転がって広い空間を眺めていると、物理的にも精神的にも凝り固まった視野が広くなる感じがしました。のんびりできます。
畳の部屋でSkype会議したところ、謎の未来感がありました。VR系の実験も、一般的なオフィス空間の数倍ぐらいヤバみが出そうですね(写真参照)。
ちなみに渋谷のMTRLとはモニターでつながっていますw

■開催されるイベントも京都ならでは

MTRL KYOTOでも渋谷と同様に連日イベントが開催されているのですが、お茶のイベントや書家によるライブペインティングなど、どことなく「和」で「風流」なイベントが多い印象です。ゆったりとした時間の流れる京都ならではですね。
東京でも定期的に開催されているクリエイターのミートアップ「Fab Meetup」は京都でも催されているのですが、MTRL KYOTO運営の森内さん曰く「テック系だけでなく、伝統的なものづくりに関わる人を必ず登壇者に混ぜるようにしている」とのこと。伝統を受け継ぐ職人さんがどこを見ながらろくろを回しているのかアイトラッキングして解析している方がいたりと、伝統と最新技術を両立できるのも土地の利なのかもしれません。

■京都に住む/京都で働くことへの羨望にやられる

これまで大型連休などに何度か旅行できたことはあるのですが、平日の京都の日常をじっくり体験したのは今回が初めてで、完全に京都という街の魅力にやられました。時間の流れ方が東京と違う・・・!私は大学時代から現在にいたるまで東京で過ごしていたのですが、京都は鴨川なり円山公園なり、無心にぼんやり思索に耽ることができるような場所がたくさんあって、ウワアアアここで大学生活を過ごしたかったーーーーという猛烈な羨望がやってきました。街のサイズ感もちょうどよくて、飲み屋街で飲み歩いた後に徒歩で帰宅できそうな感じ(最悪、鴨川でぶっ倒れててもよさそうなゆるさ)がうらやましい。

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MTRL KYOTOをはじめとしてIT/テクノロジー系の施設もちょいちょい点在しており、東京での生活で煮詰まったら京都にしばらく滞在するのもいいなあ〜と思ったりしました。
森内さんのインタビュー記事を読んで、京都で働くということに対してものすごくイメージがわきました。「京都はズルい街」という言葉に共感しました、ほんとズルいw

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おばんざい食べたり、京都在住の友人と円山公園で和菓子もたべました。うまい・・・。最高か・・・。

岐阜県にある「飛騨の森でクマは踊る」もそうですが、MTRL運営元のロフトワークさんは日本全国(世界中)のいろんな土地の魅力とテクノロジーの融合を先陣切って取り組まれているのが本当にすごいなと思いました。
また京都での仕事があることを祈ります。いつか一ヶ月ぐらい長期滞在してみたいものです。
その際にはまたMTRL KYOTO利用したいと思います!ありがとうございました。

文:市原えつこ
1988年、愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。学生時代より、日本特有のカルチャーとテクノロジーを掛け合わせたデバイス、インスタレーション、パフォーマンス作品の制作を行う。主な作品に、大根が艶かしく喘ぐデバイス《セクハラインターフェース》、虚構の美女と触れ合えるシステム《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》、脳波で祈祷できる神社《@micoWall》等がある。2014年《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》で文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選出。
http://etsukoichihara.tumblr.com/